2022.02.04 NHK、民放各社が4K・8Kで生中継北京冬季五輪が開幕

TVerのgorin.jpサイト

 北京冬季五輪が本日、開幕する。開幕式は20時(中国現地時間)。象徴的なデザインで「鳥の巣」としても知られる北京国家体育場で行われる。開幕式のセレモニーは2008年の夏季五輪で開会式と閉会式の総合演出を務めた、映画監督の張芸謀(チャン・イーモウ)氏が担当する。

 開会式に先駆けて、2日のカーリングの混合ダブルス競技から一部の競技がスタートした。94年ぶりとなる五輪3連覇が期待されているフィギュアスケート男子の羽生結弦選手をはじめ、日本人選手の活躍が期待される。

 本大会も東京五輪に続き、NHKや民放5系列では生中継を中心に選手の活躍や冬季五輪の魅力を放送と無料のネット配信で届ける。NHKは「NHKプラス」で、民放各局は「TVer」や「gorin.jp」でネット配信。

 冬季大会では初めて、NHKと民放BS各社による一部の競技を4K・8Kといった高精細な画質での生中継も注目。4K・8Kが魅せる感動美で、まるでそこにあるようなリアルティのある究極の映像が楽しめる。4K・8K放送普及への期待がかかる。

 NHKは地上波で中継する注目競技をBS4Kでも放送し、サイマル放送で届ける。総放送時間は全体で約730時間、そのうち4K・8K放送は約230時間を予定。

 民放5系列は、生中継を中心にほぼ毎日、注目種目の模様を約100時間放送する。BSでは、地上波の一部種目をサイマルで約50時間を4K生中継する。

 配信ではTVerとgorin.jpで、一部のNHKの地上波放送種目を除く、ほぼすべての競技をライブ配信。メダリストや注目選手の競技ハイライトを大会期間中、毎日配信する。

 さらに、gorin.jpでは放送されない競技のライブ配信も実施。ライブ配信時間は500時間程度を想定している。

 日本民間放送連盟の大久保好男会長は「東京大会の経験も生かし、国民の皆さんの期待に応えられる放送をお届けしたい。多くの皆さんにご覧いただけると期待している」と期待感を示した。