2022.02.08 IoTシェーバーで健康DXをフィリップス、ひげ剃りデータをヘルスケアに活用
18日に発売するIoT電動シェーバー「S9000シリーズ」
電動シェーバーで健康のDX(デジタルトランスフォーメーション)を―。フィリップス・ジャパンが18日から発売するIoT電動シェーバー「S9000シリーズ」で、こんな提案をしている。
S9000シリーズは、世界初の過圧防止センサーを搭載した電動シェーバーで、ひげを剃(そ)る際に強く当て過ぎ、逆に弱過ぎなどを、本体に備えるライトリングの色で教えてくれる。強過ぎるとオレンジ、弱過ぎると青になり、最適な圧力である150グラムから400グラムだと緑色に光る。
S9000シリーズでは、過圧防止をはじめ、人によって異なるひげの生え方や顔の輪郭に合わせ、各種機能でひげ剃りのパーソナライズ化を行う。スマートフォンと連携することで、専用アプリで日々のひげ剃りのスコア化もしてくれる。
こうしたデータを世界から集め、フィリップスが分析。次の製品開発に生かすとともに、総合的なヘルスケアに生かすことを目指している。
オンラインで8日に開催した新製品発表会で、堤浩幸社長は「皮膚をどう健康にしていくか、そのトリガーにつながる製品だ」と強調。普段から皮膚に接するシェーバーからデータを集め、デジタル技術を活用してトータルでの健康促進につなげるシナリオを描く。
価格は、クロームシルバーの本体色「S9985/50」で税込み3万8280円。シェーバー本体の動力で駆動する刃の洗浄器も付いている。