2022.02.08 赤ちゃんの寝かしつけなどサポート神奈川県小田原市でベビーテックの実証実験

スマートベッドライトのイメージ(ファーストアセントの資料から)

 IoTなどテクノロジーを使って育児を支援する「ベビーテック」をめぐる実証実験が、神奈川県小田原市で進んでいる。スタートアップのファーストアセント(東京都)が開発した、赤ちゃんの寝かしつけをサポートするスマートベッドライトを使うほか、Kids Public(同)が運営する「妊娠と授乳のくすり案内ボット くすりぼ」を展開。ほかにも、SNS関連の実証も進め、ニーズを探っていく。

 少子化に伴う人口減少への対応や、若い世代の活躍促進の双方の観点から、育児と仕事の両立支援が求められている。こうした中、テクノロジーを活用して育児支援を行う製品・サービスであるベビーテックが、国内外で創出され始めている。調査会社の富士経済は市場について、「育児のDX化促進などのニーズにより堅調に伸びるとみられる」と指摘している。

 CESでも注目されているこの分野。今後もこうした動きが広がりそうだ。

(9日付電波新聞・電波新聞デジタルで詳報します)