2022.02.17 IoTで「不眠ニッポン」解消へ各社が取り組むスリープテック
S'UIMINのサービスのイメージ(同社提供)
日本人の平均睡眠時間は7時間22分で、先進国中で最下位クラス。平均とは1時間ほども開きがあるという。睡眠はさまざまな疾患との関係も指摘される。そこで、IoTなど最新技術を使い、睡眠と健康の問題に取り組む「スリープテック」が、エレクトロニクス関係各社で進んでいる。
最新の動きを見ると、例えば、筑波大発のベンチャー、S'UIMIN(スイミン)と資本提携するのは、帝国通信工業や長瀬産業といった企業。センサー技術の横展開や、企業が製品などを展開する際の「エビデンス」提供などを見込む。ミネベアミツミは、慶大の研究者らと協力する。睡眠不足による経済損失は年間15兆円規模との推計もあるなか、各社とも、社会課題解決としてもスリープテック展開に期待しているようだ。
(18日付の電波新聞・電波新聞デジタルで詳報します)