2022.02.21 自動運転支えるLiDARで新手法NEDO発ベンチャーが開発、「荒天時もOK」
自動運転で注目されるLiDAR(ライダー)。レーザー技術などで自動車の周囲を把握するもので、関連機器の市場規模は2030年に約5000億円と、17年の200倍になるとの試算もある。
エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)とNEDO発ベンチャーのSteraVision(ステラビジョン)は21日、自動運転用の新たなソリッドステートLiDARの開発を発表した。世界で初めて、スキャナーの可動部を一切なくし、量産性を向上させた。
光の「波」としての性質に着目し 肉眼では確認できない遠方や濃霧、煙などの場合も対応できるようにするととともに、速度検出も可能にした。自動運転のほかFAやロボティクスなど多分野への適用を目指し、「予知運転」に伴う省エネ化を進める。
(22日の電波新聞・電波新聞デジタルで詳報します)