2022.02.25 【複合機&プリンターソリューション特集】コニカミノルタジャパンあるべき働き方・働く場所支援事業課題解決へトータルで提案
AI需要予測モデル「Alsee」の画面
コニカミノルタジャパンは、自社実践による働き方改革の経験・ノウハウを「いいじかん設計」としてソリューション提案している。いち早く働き方改革に取り組み、「働く場の改革」「紙中心の仕事の見直し」「テレワークの実現」を実践し、2017年には全社員を対象にしたテレワーク運用を開始している。
これらの自社実践で得た知見をもとに、生産性を高める新しい働き方を支援するいいじかん設計によるコンサルティングサービスとソリューションを提供、企業のIT活用によるオフィスの働き方改革と生産性の向上を支援している。
現在、新たなサービスとして提案を強化しているのが、〝あるべき働き方・働く場所〟を支援する「Office Right Sizing」サービス。「オフィス空間のデザイン・働き方改革も含めたマーケティングにおける全体戦略として、事業課題の解決に立脚した戦略を策定。この戦略をもとに、オンライン・オフラインが融合・連携した実行施策をトータルで提案する」(栗山秀樹執行役員マーケティングサービス事業部長)サービスだ。
コロナ禍で、テレワークが急速に普及したが、課題も見えてきた。「テレワークは移動時間を削減でき、集中&リラックス、効率的なコミュニケーションなどができるなどのメリットがある半面、集中できる環境がない、コミュニケーションが取りづらい、アイデア・新し仕事が生まれにくいなどがデメリット」と栗山執行役員は話す。そして「オフィスワーク・テレワークのそれぞれのメリット、デメリットを補完し合うハイブリッドワークが、これからの働き方に必要だ」と強調する。
具体的にはOffice Right Sizingサービスとして、コンサルティング機能を強化しながら、オフィス空間では、フリーアドレス、オフィスの分散化、抗菌対応などオフィスの軽量化・衛生対策を、テレワークではインフラ構築、ワークフローの電子化、業務の生産性では、紙文書の削減・業務フロー支援などを提案する。
このほか、マーケティングサービスとしては、オンライン・オフライン問わず、顧客接点データを統合し、ユーザーの行動をカスタマージャーニーマップとして可視化し、顧客のインサイトに合わせた施策を可能にする「カスタマージャーニーDMP」、小売店が行う在庫管理や発注業務、販促業務の効率化・高度化に向け、人工知能(AI)を活用した需要予測を提供するクラウドサービス「AIsee(アイシー) powered by CJ-DMP」などに注力する。