2022.03.01 エネオス、グループの再エネ事業会社に共同出資三井住友信託とパートナーシップ

 石油元売り最大手のENEOS(エネオス)は、グループ化した再生可能エネルギー事業者、ジャパン・リニューアブル・エナジー(JRE、東京都港区)に、三井住友信託銀行が共同出資すると発表した。JREの企業価値向上を目指し、パートナーシップを構築する覚書を締結した。

 JREは、エネオスとエネオスが出資する2社が1月に全株式を取得。そのうち出資会社が所有する5%分を同銀行が取得した。

 同銀行では2030年度までに、脱炭素などの事業に累計5000億円の投資を予定している。機関投資家からも資金を募り、2.5兆円の投資規模にしていく計画で、その一環でJREの株式を取得した。

 エネオスは共同出資の目的について「両社のパートナーシップの下で、JREの中長期的な成長を支え、脱炭素社会の実現に寄与していく」としている。