2019.12.18 【電波時評】デジタル時代に問われる真偽を見抜く力

 「日本の子どもたちの読解力が低下」--。そんなニュースが話題になっている。経済協力開発機構(OECD)が18年に実施した国際学習到達度調査(PISA)で浮かび上がった傾向で、デジタル変革が進む時代に不可欠な「情報を評価し熟考する能力」などが、十分に育まれていない実態も浮き彫りになった。

 OECDは、世界79カ国・地域の15歳、約60万人の生徒を対象にPISAを実施。日本では、無作為抽出された高校1年生らが受験した。日本の平均...  (つづく)