2022.03.09 12月四国の経済 量販店2カ月連続前年を下回る

 【高松】四国経済産業局は2021年12月「四国地域の経済動向」を発表した。

 四国地域の経済は、持ち直しの動きに足踏み感が見られ、鉱工業生産は一進一退で推移。なお、鉱工業生産指数は2カ月連続の上昇となった。

 個人消費は、一部に弱い動きが見られるものの、持ち直しの動き。百貨店・スーパー販売額は3カ月ぶりに前年を下回った。コンビニエンスストアの販売額は、2カ月ぶりに前年を上回った。

 家電大型専門店販売額は、2カ月連続で前年を下回った。乗用車新車新規登録・届け出台数は、7カ月連続で前年を下回った。

 住宅着工は、持ち直しの動き。新設住宅着工戸数は1366戸で、前年同月比30.3%減となり、2カ月ぶりに前年を下回った。区分別で見ると、持家が同4.7%減、貸家が同32.3%減、分譲住宅は同35.1%減となった。

 雇用情勢は、緩やかながら持ち直しの動きが見られる。有効求人倍率は1.29倍で3カ月連続の上昇となった。

 企業倒産件数は落ち着いた動きになっている。倒産件数は8件で前年同月比14.3%増と4カ月ぶりに前年を上回ったものの、10年ほど落ち着いた動き。