2022.03.11 リアルとバーチャル融合し音楽演奏関西万博めざす大阪の学生団体が展示会

大阪府立大代表の川岸さん(右)と大阪市立大代表の坂本さん

バーチャルとリアルを融合した音楽交流会はスマートフォンからも楽しむことができたバーチャルとリアルを融合した音楽交流会はスマートフォンからも楽しむことができた

「環境」がテーマの展示では木材の必要性をアピール「環境」がテーマの展示では木材の必要性をアピール

 万博に向け、学生の視点から「おもしろい未来」を-。2025年の大阪・関西万博に向けて活動する学生団体「Honaikude(ホナイクデ)」は11~13日、大阪市中央区の大晋ビルで展示会「こんにちは」を開催中だ。ユニークな6テーマの研究成果を披露したほか、初日には別の学生団体とともにリアルとバーチャルを融合した音楽演奏も行った。

 ホナイクデは、大阪市立大学、大阪府立大学などの学生約40人が参加。大阪万博へのパビリオン参加を目指し、19年1月から活動を開始。多くのOBが大学卒業後も活動の支援を続けている。

 展示会では、「死」「意識」「趣味」「環境」「ミルク」「virtual Honaikude」の6テーマに関する研究成果を紹介した。学生ならではのユニークな発想やアプローチで、未来への可能性を示した。

 初日には、同じく万博に向けて活動する大阪大学の学生団体「a-tune(エーチューン)」と初めてコラボレーションし、音楽交流を行った。バーチャルSNSプラットフォーム「cluster」内に作成した特設会場のステージには、異なる音階のボタンを設置。上方から流れてくる印に合わせてボタンを押すと、ひとつの曲を演奏できる仕組みだ。

 ホナイクデのメンバーが自宅からバーチャル空間を通じて演奏するのに合わせ、リアルの展示会場でエーチューンのメンバーが阪大生発のベンチャー・eMotto社による電子楽器「ParoTone」を、ホナイクデのメンバーがVRヘッドセットなどを使って伴奏。来場者は会場モニターやスマートフォンを通じて演奏を楽しんだ。

 ホナイクデの府立大学生代表の川岸啓人さん(大学院工学研究科博士後期課程3年)は「今回の展示を通じて、わくわくするような可能性を感じ、10年後の社会や生活をイメージしてもらえれば」、市立大学生代表の坂本翼さん(理学部4年)は「万博の先の、2030、40年をも意識しながら、社会や世界に活動を広げていきたい」と話していた。