2022.03.14 「おもいでケータイ再起動」KDDIが18日から東京・銀座で開催
思い出の写真と記念撮影
KDDIは3月18~20日まで東京・銀座にあるコンセプトショップ「GINZA 456 Created by KDDI」で「おもいでケータイ再起動」を開催する。
今月31日の3G携帯電話サービス「CDMA 1X WIN」の終了を控え、電源が入らなくなった古い携帯電話を専用充電器で充電・再起動し、思い出の写真をよみがえらせようというイベントだ。
写真はプリントして、専用フォトフレームに入れプレゼントしてもらえる。思い出の写真を壁に投影して、記念撮影することもできる。参加費は無料で事前予約が必要。au以外の携帯電話でも参加可能だが、3G対応スマートフォンは対象外。
携帯電話は一定期間充電していないと電池の完全放電や過放電により、充電ができなくなる場合がある。スマートフォンに買い替えてからガラケーは机の奥に眠ったままで「電源が入らない」「せっかく撮影した写真が見られない」という人も少なくないはず。
KDDIは2017年8月から「おもいでケータイ再起動」を正式に開始。これまでのべ8600人以上が参加した。参加者からは「今はもう会えない家族の写真や留守電メッセージが復活できてうれしい」など喜びの声が多く寄せられているという。
ソフトバンク、ドコモも順次3G停波
3Gは第3世代のモバイル通信規格を指す。2001年にNTTドコモが世界に先駆け「FOMA」サービスを開始し、02年12月にソフトバンク、03年11月にKDDIが続いた。
モバイル通信規格は約10年ごとに世代交代する。2010年代には現在主流の4G・LTEサービスが、20年3月には、高速大容量通信規格5Gの商用サービスが始まった。新世代サービスの普及とともに3Gユーザーは急減しており、携帯電話各社は3Gサービスを順次停止し、5Gのエリア拡大に注力していく方針だ。
KDDIに続いて、ソフトバンクは24年1月下旬、ドコモは26年3月末に3Gサービスを停止する。