2022.03.14 各家電量販店新生活を応援、セット商品を積極展開
自転車やテレワーク関連商品も提案しているヨドバシカメラマルチメディアさいたま新都心駅前店
今春から新生活をスタートさせる社会人や学生向けの家電やセット商品の販売が、各家電量販店で活発だ。機能に見合った手ごろな価格とデザイン性の高い商品が人気で、テレワーク需要にも応えている。
ヨドバシカメラマルチメディアさいたま新都心駅前店(さいたま市大宮区)は、客に気付きを与える売り場づくりで売り上げにつなげている。2月初めに設けた新生活関連の売り場には、白物家電だけでなく自転車やテレワーク関連の商品を合わせて展示するなど、客の買い忘れを防ぐ売り場づくりを心掛けている。
エディオンなんば本店(大阪市中央区)は、昨年に比べて新生活用品の需要が増えているという。同店スタッフは「ウィズコロナが定着し、今春は引っ越しや転勤が増えているのかもしれない」と分析する。店では若者に「インスタ映え」する家電が人気で、1人暮らしの部屋を彩るパステルカラーの調理家電などが売れており、家電をインテリアの一部と捉えているようだ。
上新電機宝塚店(大阪府宝塚市)でも、デザイン性が選択基準の一つに。同店長は「テレビの予算を抑え、その分、他の家電にこだわっているようだ。自炊する若者が増え、調理家電も売れている」と話す。
(15日付電波新聞と電波新聞デジタルで詳報します)