2022.03.25 【関西エレクトロニクス産業特集】ノーリツ脱炭素社会へCO₂削減目標改定

CO₂削減目標を改定し、カーボンニュートラル実現を加速する

 ノーリツは、脱炭素社会実現に向け、2030年・50年までのCO₂削減目標を改定した。

 同社は20年、パリ協定に整合した環境目標を公表したが、全世界での対応が加速し、日本政府が50年カーボンニュートラル実現の方針を打ち出したことを受け、30年までに国内事業所によるCO₂排出量を30%削減(同)する新しい目標を掲げた。

 さらに、50年には海外を含む事業所・製品による排出量を実質ゼロ化し、カーボンニュートラルの実現を目指す。

 給湯で使用するエネルギーは、家庭全体で使用するエネルギーの29%を占める。給湯機器を製造・販売する同社グループ(国内)の製品および事業活動によって排出するCO₂.6%を占める約1834万トンとなっている。

 同社は、ガス・石油機器業界初のエコ・ファースト企業としてCO₂削減目標の改定を図る。

 次世代型給湯機の開発とカーボンニュートラルガスや水素などの活用を踏まえた対策など、カーボンニュートラル実現に向けた取り組みをさらに加速させていく。