2022.03.30 阪大、島津、シグマクシスが「構造化培養肉」実現へ3Dバイオプリント技術で
左から島津の馬瀬事業部長、阪大の馬場口登工学研究科長、松崎教授、シグマクシスの桐原慎也ディレクター
大阪大学、島津製作所、シグマクシスは、「構造化培養肉」の実現に向けて協業を進めていく。肉の筋、脂肪、血管といった繊維組織を再現し、ステーキ状の培養肉を作製する。実際の肉に近い「おいしさ」を再現するため、島津の液体クロマトグラフ(LC)などを活用。自動生産装置の開発にも取り組み、2025年の完成を目指す。将来的にはヒトの臓器モデルの作製に応用し、再生医療や創薬にも貢献できるという。
3者の協業の背景には、将来的に深刻な食肉不足... (つづく)