2022.04.08 「Suita サスティナブル・スマートタウン(Suita SST)」29日にまちびらき関西初、パナソニックグループが大阪府吹田市に

Suita SST 

Suita SSTプレス発表会であいさつするパナソニック ホールディングスの楠見雄規社長兼グループCEOSuita SSTプレス発表会であいさつするパナソニック ホールディングスの楠見雄規社長兼グループCEO

4月29日にオープンする複合商業施設4月29日にオープンする複合商業施設

 大阪府吹田市に、パナソニックグループが進める「サスティナブル・スマートタウン」プロジェクトとして、関西初となる「Suita サスティナブル・スマートタウン(Suita SST)」が今月29日にまちびらきする。

 日本で初めて街全体の消費電力を実質再生可能エネルギー100%で賄う「再エネ100タウン」を実現するほか、0歳児から100歳以上まで、多世代が居住する健康スマートタウンとして、ウエルビーイング社会の実現を目指すなど、「Suitable Town for Fine tomorrows」をコンセプトに分野横断の先進的なまちづくりを進めていく。

 Suita SSTのまちづくりパートナーはパナソニック ホールディングス、パナソニック ホームズ、関西電力、大阪ガス、学研、阪急OASIS等々15社と吹田市が参画し、Suita SST協議会(代表幹事:パナソニック オペレーショナルエクセレンス)が、住民同士の交流支援や、先進的な実証を進め、共創しながら今後まちづくりに関わり、進化し続ける街を目指していく。

 ウエルネス分野では子供からお年寄りまでそれぞれの世代を支援教育・医療福祉サービス、IoTを活用した高齢者認知機能低下の検知に取り組む。

 また再エネ100タウン実現のほか、太陽光・EV・蓄電池・先進ガス機器を活用してエネルギーレジリエンス対策も万全だ。停電時でも3日間は稼働できる蓄電池を備えている。

 場所はJR京都線岸部駅から歩いて15分程度。岸部駅前の北大阪健康医療都市(健都)との連携も今後深めていく。

 開発総面積は2万3379平方メートル。住戸はシニア分譲マンション(126戸)やファミリー分譲マンション(100戸)、単身者共同住宅(73戸)、ウエルネス複合施設(サービス付き高齢者向け住宅63戸)のほか、複合商業施設(OASISタウン吹田SST/4月29日オープン)、交流公園といった施設がある。複合商業施設のオープンをもってまちびらきとする。

 8日に行われたまちびらきプレス発表会で、パナソニック ホールディングスの楠見雄規社長兼グループCEOは「共創によって進化し続ける街として地域の価値を高めていきたい」などと語った。(詳細は12日付の電波新聞・電波新聞デジタルに掲載します)