2022.04.27 【この一本】「オードリー・ヘプバーン」(配給:STAR CHANNEL MOVIES)

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 初の主演作「ローマの休日」(1953年)で24歳にしてアカデミー賞主演女優賞を受賞し、世界で最も称賛を浴びる偉大なミューズとなったオードリー・ヘプバーン。彼女が旅立って30年が過ぎ去ろうとしている今、名声に隠された本当の姿を描く、初のドキュメンタリー映画が公開される。

 「永遠の妖精」と呼ばれ、美の概念を変えた革新的な存在でスターとしての名声を得たオードリー。世界中から「愛された」彼女は一方で、実生活では愛に恵まれなかった。

 幼少期に経験した父親による裏切り、第二次世界大戦中はドイツ占領下のオランダで暮らすなど過酷な環境で育ったオードリー。後に離婚を繰り返すが、子どもたちには深い愛情を注ぎ、後年はユニセフ国際親善大使として活動する。「人生の最後に、自分ことを好きになれた」と語る彼女の本当の人生とは―。

 50年前と言われると、全てを古く感じてしまうが、オードリーの美しさはやはり色あせていない。外見だけでなく内面の強さも大きな魅力であることに気付かされる。

 5月6日からTOHOシネマズシャンテ、Bunkamura ル・シネマほか全国で公開。