2022.05.02 大型連休の家電量販店 3年ぶり制限解除で活況アウトドア、「ド家電」に関心も

来店客の関心を集めたドン・キホーテアピタ木曽川店 の「ド家電」コーナー

 4月29日からスタートした大型連休。3年ぶりに新型コロナ感染防止のための行動制限や営業時間短縮が解かれ、商業施設や行楽地は多くの人でにぎわう。家電量販店も例外ではなく、家で快適に過ごすための調理家電やエアコン、テレビが堅調な売れ行きを見せたほか、アウトドア商品などに関心が集まった。

 同28日に新規オープンした「コジマ×ビックカメラKAMEIDO CLOCK店」(東京都江東区)は家で過ごす時間を楽しむ商品の提案に力を入れ、調理家電などに注力する。同店長は「『自宅で居酒屋』などといった楽しみ方を提案する売り場をつくっている」と話す。

 上新電機の各店舗では客足が戻り、特にショッピングモール内の店舗がにぎわった。同社は感染症対策を徹底しながら大創業祭の第2弾を開催。目玉商品として2021年モデルのエアコンを数多く用意したところ、節電多機能モデルが例年以上によく売れた。55型以上のテレビも好調だった。

 エディオン高針原店(名古屋市名東区)は、デジカメやモバイルバッテリー、ハンディー扇風機などアウトドア商品の購入に期待を寄せる。同店長は「小さな子どもがいる若いファミリー層は控えていたキャンプやレジャー施設に行くことが予想される。デジカメは10万円以上のミラーレス一眼を勧めている」と話す。

 APITAパワー木曽川店(愛知県一宮市)2階は同29日、ドン・キホーテアピタ木曽川店として改装オープンした。ドン・キホーテのプライベートブランドが並ぶ「ド家電」コーナーには、チューナーレステレビやIH炊飯器などの売れ筋商品が並び、中高年客から注目されていた。
(3日付電波新聞、電波新聞デジタルで詳報します)