2019.12.27 関西学院大と阪大SPring-8 多孔性物質開発に成功 半導体特性示すMOF結晶

 関西学院大学と大阪大学および大型放射光施設SPring-8の共同研究グループは、光を照射することで水を分解して水素を発生させる新しい多孔性物質の開発に成功した。

 多孔性物質とは、分子サイズの小さな穴が無数に開いた構造を持つ材料で、代表的な物質として活性炭が古くから知られる。金属-有機構造体(MOF)もしくは多孔性配位高分子(PCP)と呼ばれる新しい多孔性材料が、水素や温室効果ガスの貯蔵・分離、各種触媒反応といった環境エネルギ...  (つづく)