シャープは、5G対応スマートフォンのフラッグシップモデル「AQUOS R7」 を9日発表、7月以降順次NTTドコモ、ソフトバンクから発売する。

　現行のフラッグシップ「AQUOS R6」と比べ、さらにカメラ性能が進化したほか、5G通信速度も向上し、AQUOS市場最高速を実現。

　カメラは、ライカカメラ社との協業2年目で、R6同様単眼を継承するが、新開発1インチイメージセンサーと、ライカ共同開発のF値1.9／焦点距離19ミリメートル「ズミクロン」（7枚）レンズを採用。低反射処理を施し、反射を60%削減。集光量がR6比約1.8倍に向上、ハイレゾモードでは最大約4720万画素の高精細な写真撮影ができる。

　オートフォーカス（AF）は、全ての画素をAF用として使い、フォーカス位置が検出できる「全画素Octa PD AF方式」に対応。AFがR6比約2倍に高速化、動く被写体にも素早くピントを合わせる。

　またAIプロセッサーが被写体を検出する速度も大きく向上。進化したカメラにより、人の自然な表情など撮りたい瞬間を逃さず撮影できる。

　さらに1ヘルツ～240ヘルツで駆動する独自のOLEDディスプレイ「Pro IGZO OLED」（6.6インチワイドUXGA+）を搭載。表示コンテンツに合わせ駆動速度を自動で切り替え、高い省エネ性能と、AIによる超解像技術・フレーム補間により、なめらかで残像を抑えたクリアな表示を両立する。

　5G通信は、異なる周波数帯Sub6とミリ波を束ねて高速通信できるDual Connectivityに対応。AQUOS史上最高速の下り4.9Gpbs／上り1.1Gbpsを実現。

　このほか、最新のCPU「Snapdragon8 Gen 1 Mobile Platform」と、高速かつ高精度な指紋認証を実現する大型3D超音波指紋センサー「Qualcomm 3D Sonic Max」、5000mAhの大容量バッテリー、非接触充電などを採用する。
（5月12日付電波新聞・電波新聞デジタルで詳報します）