2022.05.11 「アイガモロボ」で水田の除草作業軽減TDKも協力、元日産技術者らが開発中
プロトタイプのデザイン(提供=同社)
水田作業で一番の課題となるのが除草作業。「草取りさえなければ」という声は農家の間で多く、農業体験でそれを実感したことのある消費者も多いはず。そうした作業負担が、ひいては耕作放棄地を増やしたり、一定の除草剤使用を選ばざる得なかったりする要因にもなっている。
そこで、雑草を抑制する「アイガモロボ」を開発中なのが、農業の効率化にロボティクスで取り組んでいる「有機米デザイン」(東京都小金井市)。TDKも協力。アイガモのように自力で水面を航行し、水中を攪拌(かくはん)して泥を巻き上げ、雑草の光合成を抑える仕組みだ。
元日産自動車の技術者らが中心になっての開発。プロトタイプも発表しており、数年以内の実用化・事業化を目指す。
(12日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)