2022.05.23 電気代値上げ 今こそLED照明を全国の地域電器店、省エネ切り口に訴求強化
LED電球の取り付けも即対応している(多治見市のトーホー家電ワーク小泉)
電力料金の値上げが相次いで発表される中、省エネをうたい文句に、各地域電器店ではLED照明の訴求が加速している。
DLSサクライ(埼玉県川口市)では、電気代を具体的に示して顧客の購買意欲を刺激している。同店は、蛍光灯とLED照明の消費電力を比較しやすいように“見える化”。同等の明るさでも約3倍違うことを数字で見せることで電気代を想定しやすくする。
エアコンなどと違い、照明の電気代を気にする顧客は少ないが、照明は使用時間が長い。同店社長は「電気代への関心は高い。数字で見せることでお客さまに省エネ性を強く印象付けたい」と話す。
トーホー家電ワーク小泉(岐阜県多治見市)は、省エネ対策としてLED照明を販売。例年、春のキャンペーンに合わせてLEDへの切り替えを積極的に提案している。
顧客宅を訪問して1カ所をLED照明に付け替えると、その明るさに驚き「ほかの部屋も全てLEDに」と依頼されるケースも。省エネ商品としてLED照明への関心も高まっており、店側から提案しなくても「LEDでお願い」と言われるようになったという。
(24日付電波新聞、電波新聞デジタルで詳報します)