2022.05.26 【LED照明総合特集】三菱電機照明青空照明「misola」

青空照明「misola」

天井・壁埋込形を品揃え

奥行き・開放感演出

 三菱電機照明は、青空照明「misola(みそら)」の販売を強化している。天井埋め込み形とグリッド天井用、壁埋め込み形をラインアップし、制御機能と合わせて付加価値を提案している。

 みそらは、青空を模したパネルと太陽光の差し込み感を表現するフレームを組み合わせたLED照明。レイリー散乱を発生させる光散乱体を用いたパネルに、両サイドからLEDを照射して光らせる構造になる。レイリー散乱は、大気圏に太陽光が入射する際、大気を構成する分子の影響によって空が青く見える現象だ。2020年10月に発売し、昨年10月には壁面に導入できる壁埋め込み形も製品化している。

 壁埋め込み形は、フレーム部の三面を光らせる天井タイプと異なり、壁埋め込みタイプは、二方向によるフレームの発光と影が自然な差し込みを演出する。窓のような印象を与えることが可能だ。

 みそらは、オフィスや保育園、病院など業務分野での導入が進んでいる。窓のない閉鎖的な空間に設置することで、青空を感じさせるあかりで照らすとともに、奥行き感や開放感をもたらす。同社のアンケート調査によると、導入環境ではリラックス効果や開放感につながる傾向が出ている。

 また、光色が異なる複数のLEDを採用し発光量を変化させることで、青空だけでなく朝焼けや夕焼けなども表現できる。光色は専用リモコンによる手動切り替えと、専用制御機器によるスケジュール制御を行う自動切り替えの2タイプをそろえる。

 本社ショールームや「METoA Ginza(メトアギンザ)」(東京都中央区)で実際に体感することも可能だ。