2022.05.30 5Gでプラントシステムをリモート制御横河とドコモが実証成功
実証実験のイメージ
横河電機は30日、NTTドコモの第5世代移動通信規格5Gを使ってプラントを模したシステムをリモート制御する共同実証実験に成功したと発表した。
奈良先端科学技術大学院大学と開発した自律制御AI(人工知能)をクラウドに搭載。5Gを介して実験装置(三段水槽)を制御できるか検証した。
その結果、4Gと比較して通信遅延が小さく、5Gを介した遠隔操作の実用化に向け有効性が確認されたとする。
横河電機は、今回のAIを使って35日間にわたり化学工場を連続制御することに成功している。
NTTドコモとは5Gとクラウド、AIを使ってプラントのシステムを遠隔制御する共同実証実験を行うことで合意しており、両社でプラントでの5Gの有効利用の検討を進めている。
(31日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)