2022.06.01 【電波の日特集】八重洲無線TR業務用通信機を提案、長年培ったノウハウを凝縮
携帯型のSTR業務用通信機
八重洲無線は、一般業務用無線をはじめ、簡易業務用無線免許局と登録局、特定小電力トランシーバーなど、優れた基本性能と実用性の高い機能を搭載した業務用通信機器「STR(Superior Technology Radio)シリーズ」を市場に投入し、あらゆる現場の信頼に応えている。
提案するSTR業務用通信機は、電波の飛びに関わる高周波設計から、デジタル信号処理、長期にわたる過酷な使用にも耐え得る機構設計に至るまで、さまざまな技術分野で同社が長年培ってきた通信機作りのノウハウを凝縮し盛り込んでいる。各製品ともにワンクラス上の性能と機能を備え、プロの現場で確実な通信を保証する。
携帯型は、最高クラスIP68の防じん・防水性能があるため、ほこりや水などを気にせずに使える。本体には高性能なノイズキャンセル機能と最適に調整された高音質・大音量の受信オーディオ出力を備え、高騒音下でも通信と通話ができる。省電力設計により、長時間のバッテリー駆動を実現するなど、優れた基本性能を誇る。
液晶表示部は耐衝撃構造になっているほか、確実に固定できるスプリング圧着接点採用のアクセサリーコネクターや、衝撃などでも外れないバッテリーロック機構も備える。「数値で示せない堅ろうな内部構造を採用している」という。
同社が通信機専門企業として長年培ってきたノウハウを随所に導入することで、厳しい使用環境でも確実な通信を確保する高い信頼性を実現した。
機能面では、CUE(キュー)による緊急通知やマルチチャンネル待ち受け機能、車載機のPA(拡声器)機能など、幅広い現場のニーズに合った機能も搭載。ブルートゥースによるハンズフリー運用やGPSなど、拡張性の高い実用的な機能を搭載することで、多岐に渡る業務連絡や共同作業などへの柔軟な対応ができる。
同社では「STR業務用通信機はさまざまな業種での運用ができる上、基地局などのインフラを必要としないので、災害発生時の連絡や情報共有などにも幅広く利用されている」としている。