2022.06.01 パナソニック コネクト、3年で1500億円投資成長領域追求 ブルーヨンダーとのシナジーも

投資家向け説明会に臨む樋口泰行社長兼CEO=1日

 パナソニックホールディングス(HD)傘下で企業向けシステムを手掛けるパナソニック コネクトは、成長領域への投資を強化する。同社の樋口泰行社長兼CEOが、1日に開いた投資家向け説明会で明らかにした。2025年3月期までの3年間の累計で、コアと成長の両事業を合わせて1500億円を投じる方針だ。

 コア事業は、航空機内向け娯楽システムを含むアビオニクスやプロジェクター、実装機などを柱とするハード主体の事業で、500億円を投入。継続的に収益を稼げる事業に集中する。

 ソフトウエアベースの成長事業には1000億円を投じる。パナソニックHDが昨年9月に完全子会社化した米ソフト大手ブルーヨンダーの単独成長を追い求めるとともに、同社とのシナジー(相乗効果)も追求したい考えだ。

 ブルーヨンダーは幅広い業種のサプライチェーン(供給網)を効率化するソフトを手掛けており、そのノウハウをコア事業に生かす戦略も描いている。
(6日付電波新聞・電波新聞デジタルで詳報します)