2020.01.06 量販店店舗開発「モール出店」切り替え進む

ヤマダ電機は新業態店で家具の充実を図りつつ、新店ではモールへの小型店の出店を軸にした店舗開発を進めている(テックランド三和小川店〈東京都町田市〉)

 家電量販店の出店戦略は、以前のような大型・大量出店から複合商業施設などの「モール出店」へと切り替えが進んでいる。他業態店と合わせて効率的な集客が可能で、小規模店舗でも売上げを上げやすい。投資効率が高いことから量販各社の新規出店はモール出店が今年も基本になる。

 時代に合わせた売り場づくりを行う量販各社は、その方向性を最も強く打ち出しているのが最大手のヤマダ電機だ。家電を軸にして住空間全体を提案するために、SPA(製造小売り)商...  (つづく)