2022.06.23 埼玉県戸田市とCTCメタバース活用の展示会で地域企業の活躍を後押し

メタバースを活用した展示会「VIRTUAL EXPO in TODA」の入り口

仮想空間に並ぶ多彩な展示ブース仮想空間に並ぶ多彩な展示ブース

 インターネット上に構築する仮想空間「メタバース」を地域企業の販路拡大に生かす可能性を探ろうと、埼玉県戸田市が動き出した。同市が伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)と共同で開催中のバーチャル展示会だ。場所や時間といった制約に縛られることなく交流の幅を広げられるメタバースを地域ビジネスの振興につなげる新たな挑戦として、他の自治体の注目も集めそうだ。

 「VIRTUAL EXPO in TODA」と銘打ったメタバース活用の展示会が22日、3日間の日程で開幕。ITや機械製造、製本など幅広い業種から、約30社が出展した。

 来場者は、自宅や職場からパソコンで、ネット上のアバター(分身)を通じて参加。臨場感あふれる3次元空間内の各ブースを巡り、パネルや動画を見て、出展者の製品やサービスなどの情報を収集する。音声による会話や商談も可能だ。主催の両者は、こうした仕組みの有効性を確かめる実証実験を進め、課題も洗い出す。

 (24日、電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)