2022.06.23 「技術立社」でディスプレー業界の「Arm」にゲームチェンジャー目指すJDI 大型の透明ディスプレーも

透明なディスプレーの例

キャロン会長CEOキャロン会長CEO

 「技術立社を目指す。ディスプレー業界のArmのようになる」。ジャパンディスプレイ(JDI)が都内でメディアなど向けに開いた説明会で、代表執行役会長CEOのスコット・キャロン氏は、こう将来像を描いて見せた。

 説明会は、同社の成長戦略「METAGROWTH2026」策定に合わせ、柱となる新技術や適用例などを発表するもの。
特に前面に出されたのは、次世代OLED「eLEAP」や、バックプレーン技術として導入するHMO(High Mobility Oxide)だ。

 いずれも、従来の性能を大幅に引き上げるなどするもので、ゲームチェンジャーになりうるとみる。

 さらに、自動車向けの「統合コックピットディスプレイ」や「スイッチャブルプライバシーディスプレイ」、透明ディスプレーの大型版も披露した。

 背景には、「スマートフォン一本足」打法からの脱却の狙いがある。汎用品化してしまった分野ではなく、差別化ができ収益の高い分野を目指す。

 そのうえで、自社で製品化することにこだわらず、ライセンスとして供与するといったIPビジネスも視野に入れる。知財関連で、中期的には百億円規模以上の売り上げを目指していく方針。

 キャロン氏は「世界初や世界一となるテクノロジー、革新的な技術開発による飛躍的な成長、グリーンテック・サステナビリティー経営」の三本柱を強調した。

 同社として、こうした発表会のような取り組みについて、「企業の社会的責任でもあり、またさまざまな対話を進めていきたい」とした。
(24日の電波新聞・電波新聞デジタルで詳報します)