今年で12回目を迎える「衛星放送協会オリジナル番組アワード」は21日、番組部門の「ドラマ」「ドキュメンタリー」「文化・教養」「バラエティ」「中継」「ミニ番組」の6ジャンルの最優秀賞の表彰と、その最優秀賞から選出される「グランプリ」が決定され、授賞式が行われた。

　衛星放送協会オリジナル番組アワードは、衛星放送協会の会員社が制作する優れたオリジナル作品を多くの視聴者に紹介し、有料・多チャンネル放送の魅力を広く伝える目的で2011年に設立された。

　審査員長を務めるノンフィクション作家の吉岡忍氏は「有料・多チャンネル放送の発展はコンテンツの質と信頼を一層高めていくことが重要だ。今年も各放送局が専門チャンネルの強みを生かした話題性のある作品が多い」と語った。

　今年のグランプリには、日本映画専門チャンネルの「24時間まるごと 坂本浩一の特撮アクション 特別番組」に決定。9月1日（午後7時～）にBSスカパー！で、2日（同）にはJ：COMプレミアチャンネルで放送。9月中随時再放送を予定している。

　各番組部門の最優秀賞は下記の通り。

　ドラマ部門は、WOWOWプライムの連続ドラマW 東野圭吾「さまよう刃」、ドキュメンタリー部門は、NHK BSプレミアムの「希林と裕也 ～トリックスター夫婦による昭和平成史～」、中継部門は、NHK BSプレミアムの「フランス中継 恋しいパリ 第2部」、文化・教養部門は、J SPORTS4の「町田樹のスポーツアカデミア【特別編】～アーティストとアスリートの身体・精神論～音楽家 反田恭平」、バラエティ部門は、日本映画専門チャンネルの「24時間まるごと 坂本浩一の特撮アクション 特別番組」、ミニ番組部門は、チャンネル銀河の「食が好き！旅が好き！～お取り寄せ＃居酒屋新幹線～」（編成企画部門と番宣部門でも最優秀賞）。

　特別表彰は、日本映画専門チャンネルの「日曜洋画劇場1000回記念特別番組」に決定した。