2022.08.12 OKIが描く「外部化」戦略の旗艦・本庄DXを実証して顧客に展開

新工場の外観。自動車関連のテストも手掛けている

 OKIが、生産拠点でDXを実装しつつ、それを外部にも展開する「外部化」新戦略を進めている。そのフラッグシップ・ファクトリーと位置付ける埼玉県の本庄工場の新工場が今夏、本格稼働した。製品検査・品質管理の精度向上や自動化・省力化を実現する各種システム、変種変量生産に対応する協働ロボットや自動搬送システムなどをふんだんに盛り込んだ。

 メディア向け公開や、取引先など向けの内覧も連日開き、視察希望者向けの予約システムまで準備するという力の入れよう。協働のロボット、AGV、倉庫の自動化、各種の見える化など、製造業のDXを実現するソリューションコンセプトを実践し、モノづくり基盤を強化。実証された技術やプロセス、ノウハウを外部展開する。内覧などで取り組みの一端を追った。