2022.08.31 「ノーコード推進協会」あす発足ソフト開発7社が立ち上げ
代表理事に就任したアステリアの中山CXO(上)と副代表理事を務める青野慶久サイボウズ社長
ソフトウエア開発を手掛けるアステリアやサイボウズなど7社は31日、プログラミングなしでウェブサービスやアプリを開発する「ノーコード」を普及するため、「ノーコード推進協会」を設立すると発表した。システム開発を外部のIT企業に依存してきた中小企業が自ら業務アプリを開発できる環境づくりを支援する。9月1日に発足し、2022年末までに加盟企業数30社を目指す。
ノーコードは、プログラミング言語やITスキルがない人でも、安価でスピーディーにアプリが開発できる仕組み。システムやアプリの開発を自社で担う内製化も実現できるため、IT開発企業への依存からの脱却にもつながることから、7社が連携して協議会を発足することを決めた。
「ノーコードで日本におけるソフトウエア文化を変革する」をビジョンに掲げ、ノーコードの普及啓発やデジタル人材の育成活動などを推進していく。
活動の第1弾として 9 月 29 日に「ノーコード全盛時代の幕開け」と題した協会設立セミナーを開催。その後も、セミナーを定期的に開催するほか、テーマ別のワーキンググループを立ち上げることで、会員企業のコミュニケーションの場を提供する。
代表理事に就任した アステリアCXO(最高変革責任者)の中山五輪男氏は「日本のソフトウエア文化を、自らの手で開発・保守・運用するという新しい文化に変え、日本のノーコード全盛時代を築いていきたい」と意気込みを語った。
(9月1日付、電波新聞・電波新聞デジタルで詳報します)