2022.09.05 ミネベアミツミ 「コピー」出た高品質マスク寄贈、ショールーム拡充 精密加工技術など基に地域貢献も

ミネベアミツミグループ製品についての説明の様子(提供=同社)

マスクの贈呈に臨む山口市長(右)と、ミネベアミツミ事業執行役兼ミツミ電機半導体事業部副事業部長の久米卓史氏マスクの贈呈に臨む山口市長(右)と、ミネベアミツミ事業執行役兼ミツミ電機半導体事業部副事業部長の久米卓史氏

 コロナ禍の中、「異業種」からマスク参入の動きが進んだ。社会貢献や自社での活用などを目指すもの。そんな一社、ミネベアミツミは精密加工技術やクリーンルームといった強みを生かして生産し、利益は度外視する価格で提供してきた経緯がある。一時は外国製らしいニセモノまで登場した。

 そんな高品質な医療用不織布マスクを、グループのミツミ電機の千歳事業所が今夏、地元・北海道千歳市に寄贈した。マスクは早速、市主催の各種イベントなどで活用されたという。

 また今夏は山口幸太郎市長が、大幅リニューアルされた同事業所のショールームを見学し、グループの技術や製品に親しく触れる場面もあった。

 企業の地域共生の取り組みはさまざまに進んでいる。グループは「今後も地元を代表する企業として、ユーザーの役に立てるよう新たな価値創出に努めるとともに、感染拡大防止に必要な支援を続けていく」としている。
(6日の電波新聞/電波新聞デジタル)