2022.09.20 「PHR」軸に健康アプリ 食事の画像診断で助言、リアル連携も

サービスの紹介動画から

 オンライン診療なども注目される中、個人の健康データ(PHR、パーソナルヘルスレコード)を踏まえたサービスに注目が集まっている。

 そんな1社、AI健康アプリなどを手掛けるリンクアンドコミュニケーション(LC)は、「すべての人に、パーソナルAIコーチを!」を掲げ、サービスを広げている。本人の生活習慣を把握し、毎日の生活を健康へ導くバディのような存在をめざすアプリ。企業などリアルと連携しているのも特徴だ。

 食事・運動・睡眠・気分、ライフログをまとめて記録。健康診断の結果から、健康状態の今と将来リスクを予測できる。食事を写真に撮れば画像認識で分析し、健康課題に対応して毎日、毎食リアルタイムで、例えば「鉄分が少なかった」「果物不足」「完璧な糖質コントロール」といったメッセージが届く。アドバイスパターンは2億通り以上。健診データに基づいたアドバイスアルゴリズムがあり、特許も取っている。きめ細かいアドバイスで「ほめる→注意→提案」の流れで、行動変容を後押しする。

 リアルの各店舗や企業を、個人の健康を応援する「健康サポーター」と位置付ける事業も始めた。健康課題や生活習慣に合わせ、食事メニューや食材をアドバイスするパーソナルプロモーション。凸版印刷や味の素といった、健康経営に力を入れる企業を中心に6000社以上の参加を得ている。

 国際展開も視野に、「リアルとデジタルの連携で健康を支えていく」としている。

(21日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)