2022.10.12 AIをトンネル掘削に活用、崩れ方など山の状態評価  NECと福田組共同開発

 NECは、トンネル工事現場で掘削時の崩れ方などを動画と人工知能(AI)で評価システムを、建設会社の福田組と共同開発した。「地山」と呼ぶ自然に形成されたままの地盤の状態をAIが解析してリポートし、トンネル技術者の長時間の現場の立会い作業の負担を軽減する。

 トンネル工事現場では、技術者が1日1回、「切羽観察」と呼ばれる地山状態を評価する坑内観察調査を行っているが、働き方改革や生産性向上が求められる中で、切羽に長時間立ち会い、掘削...  (つづく)