2022.10.20 A4用紙に収まる頑丈PCでハイブリッドワーク後押し パナソニック コネクトが新モデル発表

働き方の自由度を高めるレッツノート「SR」シリーズ=20日、東京都中央区のパナソニック コネクト本社

バッグにすっきりと収まるレッツノート「SR」シリーズ=20日、東京都中央区のパナソニック コネクト本社バッグにすっきりと収まるレッツノート「SR」シリーズ=20日、東京都中央区のパナソニック コネクト本社

 新型コロナウイルス感染症との共存が3年目を迎える中、リアルとオンラインを融合させた働き方「ハイブリッドワーク」を強力に後押しするノート型パソコン(PC)が、パナソニックホールディングス子会社のパナソニック コネクトから誕生した。「Let's note(レッツノート)」の新モデルで、店舗や法人向けに11月11日から順次販売する。

 同社が満を持して開発したのは、「頑丈さ」「軽量」「長時間駆動」を追求した「SR」シリーズ。店頭想定価格は税込みで29万5000円前後から。レッツノートシリーズ全体で2022年度に32万台の出荷を目指す。

 本体がA4用紙に収まる小さいサイズながら、快適に持ち運べる特性と高性能を両立。約19.9ミリメートルの厚さを実現するとともに、最軽量のタイプで約859グラムも実現した。バッテリーは約16時間駆動する。

 さらに同シリーズで初めて、AI(人工知能)センサーが人を検知しPC画面を自動でロックする機能を搭載。離席時にのぞき見される不安などを解消できるようにした。

 東京都内で同日に開いた新モデル説明会で、同社副社長でモバイルソリューションズ事業部事業部長の坂元寛明氏は、コロナ禍で働き方の多様化が進む状況を概観した上で、「法人の顧客が求めるモバイルPCの需要はこれからも確実に増える」との見方を示した。新モデルの投入を機に、ビジネス用途が多い13インチ未満のモバイルPC市場で約6割のシェアを握るレッツノートの事業拡大に弾みをつけたい考えだ。

(24日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)