女性の健康などライフステージにかかわる課題を、テクノロジーで解決するフェムテック。それをテーマにした国内最大規模の展示会「Femtech Tokyo（フェムテック トーキョー）」が先週、東京ビッグサイトで開かれた。

　約200社が参加し、女性の社会進出を後押しする製品や技術を展開した。

　このうち、帝人フロンティアは、外部と協業して手掛ける睡眠関連のソリューションを披露。開発した睡眠センサーをデバイスとして使い、就寝時に、寝具の下に置くだけで体動情報を計測し、独自のアルゴリズムで、睡眠時間や寝返りの回数、呼吸数、心拍数、室温などの情報を評価することができる。

　これらをもとに、日報や月報のようなレポートを作成。利用者一人一人の睡眠習慣をグラフ化し、データに基づくアドバイスを行うことを通じて、利用者が気づかない課題を「見える化」し、改善のポイントを確認できる。

　帝人フロンティアは、ビッグデータの解析から、利用者の睡眠課題の解決をサポートする製品開発を図るとともに、健康ソリューションの開発を進めるという。

（26日日付電波新聞／電波新聞デジタルで詳報します）