2022.10.31 ビックカメラが新店「千葉駅前店」を公開、電動キックボード試乗など“初物尽くし“の売り場に
電動キックボードを試乗できる「BICロード」=31日、千葉市中央区
ビックカメラは31日、11月1日にオープンする「ビックカメラ千葉駅前店」(千葉市中央区)の報道陣向け内覧会を開催した。電動キックボードの試乗コーナーや、高級美容家電を試せる女性専用パウダールーム、おもちゃ売り場の“可変型"遊びスペースなど、「ビック初」の売り場づくりが盛りだくさんだ。
ビックは、JR千葉駅の東口を出てすぐの立地に新設された商業施設「マインズ千葉」の1階から7階の一部に、約7900平方メートルの売り場規模で出店。 新店は地域密着も掲げ、千葉市と連携した売り場づくりも特徴になる。7階の「BICロード」は、電動自転車や電動キックボードを試乗できるように25メートルほどのスペースを用意した。千葉市が実証実験で使用している電動キックボードもビックとして初めて販売している。
2階の美容家電コーナーには高級美容家電を試せるドレッサーを設置。無料で使える化粧品も用意しており、綿棒といった消耗品に加え、水も使えるようにして利用しやすくしている。麻生優樹店長は「消耗品もあり、水も出るドレッサーを売り場に設置しているのは、家電量販店ではここだけ」と胸を張る。
3階にはパウダールームもある。高級美容家電を中心に15アイテムをレジで借りることが可能で、パウダールームで試すことが可能だ。同じ3階の調理家電コーナーの一角にある高級コーヒーメーカー12台は試飲もできる。
5階のお酒売り場には千葉の地酒コーナーを設けているほか、人工知能(AI)が気分に合わせて最適な日本酒を選んでくれるソフトウエアも導入。売り場にある日本酒8割ほどを網羅しており、タブレットをお酒売り場に3台展開して好みの日本酒を選びやすくしている。
6階のおもちゃ売り場はビック屈指の広さと品ぞろえにし、中央には“可変型"の遊びスペースを設け、ファミリー層から老若男女が楽しめる売り場を目指した。
約100人で運営する新店は、半径10キロメートルほどを商圏に設定。平日で1日当たり1500~2000人の来店を予想している。