2022.11.16 独ミュンヘンで「エレクトロニカ2022」開幕 半導体・電子部品など日本企業も勢ぞろい
開幕直後のゲートの様子
欧州最大規模の半導体・電子部品の見本市「エレクトロニカ2022」が15日、ドイツ・ミュンヘンで開幕した。前回(2020年)はオンラインだけだったため、4年ぶりのリアル開催。欧州における一大産業である自動車分野を中心に、最先端の半導体・電子部品技術が一堂に会する。出展各社は自社の強みを生かしたソリューションを幅広く紹介し、欧州でのビジネス拡大を目指す。
今回は2144社が出展し、会期中の来場者は6万5000人を見込む。半数以上が海外からの来場者となる見通しで、コロナ禍で制限されたビジネスが本格的に動き出す。主催者は現地で、電波新聞の取材に「デジタル技術の進化を支える電子部品・半導体の見本市であり、自動車や新エネルギーなど新たなアプリケーションのトレンドを常に発信している。今後も最新技術の発信源であり続けたい」と意欲を示した。
欧州市場は半導体不足による自動車の減産などが続く中、半導体やリチウムイオンバッテリーに対する積極的な投資が行われ、市況回復の期待は高い。
日本勢も、子どもの車内置き去り検知機能といった欧州でも関心の高い技術を披露する村田製作所、TDK、京セラ、日本航空電子工業、太陽誘電、イリソ電子工業、ニチコン、ローム、KOA、スミダコーポレーション、タムラ製作所、ヨコオ、大真空、山一電機、日本ガイシなど多くの有力企業が出展する。
(17日付の電波新聞・電波新聞デジタルで詳報予定です)