スターキャット・ケーブルネットワーク（名古屋市）は、11月20～26日まで、「NAGOYA CINEMA Week 2022～with SDGs～」を開催した。最終日はセンチュリーシネマ（同市）で『∞(ムゲン)ゾッキ』の上映され、「平田さん」の監督を務めた竹中直人さんがクロージングトークショーに登壇した。

　蒲郡出身の孤高の天才漫画家・大橋裕之さんの「ゾッキ」の世界を実写映画化した。歪んだことをする人たちを一刀両断していく「平田さん」を演劇モデル長井短さんが好演。蒲郡を舞台に愛しくも悲しい人間模様が描かれる。

　大橋作品の切なくて狂っているところが好きという竹中監督。SDGsに関する多様性については「どれだけの人と出会い価値観を共有できるか」を大切にしているという。

　この日は「見張り台」（山田孝之監督）と「シーン1」（齊藤工監督）も上映された。会期中はSDGsの感性をはぐくむ作品の上映や作中メニューを再現した食べる映画会、マルシェなどのイベントがあった。