2022.11.30 世界の半導体市場、来年は4年ぶり縮小へ 今年から減速、巣ごもり一服など


 世界の半導体市場が来年は4年ぶりに縮小するとの予測を、世界の主要半導体関連企業が加盟する統計機関、世界半導体市場統計(WSTS)がまとめた。

 それによると、巣ごもり需要の一巡やウクライナ情勢、世界経済情勢などもあって、22年途中から市況が悪化。23年もその影響が続き、特に年の前半は半導体需要が低迷する見込み。

 その結果、来年の市場は前年比4.1%減の5565億ドル(約77兆円)と予測する。

 ただし、5GやIoT、データセンター拡張など潜在需要は引き続き強く、年後半の市場回復をけん引するとみる。

 また、自動車の電動化・高性能化、再生エネルギー投資などの需要は安定しており、需要を下支えすると見込んだ。

 (12月1日の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報予定です)