2022.12.05 各量販店でプレゼント需要活況、玩具やゲームソフトに人気 W杯、ブラックフライデーも追い風
ゲーム機器を品定めする家族連れ(上新電機日本橋店)
クリスマスや年末年始を控え、プレゼントに好適なゲーム機器や玩具、家電小物などの需要が各地の家電量販店で増している。「ブラックフライデー」やサッカーFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会の開催も追い風となり、華やかに彩られた店内は3、4日の週末、家族連れなどでにぎわった。
上新電機日本橋店(大阪市浪速区)は先週末、クリスマスプレゼントなどの下見客が増えたという。「特に1階のテレビゲーム・玩具コーナーや2階の音楽、映像ソフトコーナーが盛況」(同社)だった。
メインの客層はファミリー層でテレビゲーム「ポケットモンスター」の新作が人気。同店近隣のスーパーキッズランド本店(大阪市浪速区)でもプラモデルが売れた。
ヨドバシカメラマルチメディア吉祥寺(東京都武蔵野市)は、19~25日の1週間が年末商戦でプレゼント需要のピークになると予想している。クリスマスとお正月のお年玉需要も見込んだ在庫確保を行っている。
おもちゃや美容家電、調理家電の需要も拡大。美容家電は自分へのご褒美としての需要もある。11月25日からブラックフライデーがスタートし、W杯サッカーへの関心とともに大型テレビの商談なども年末に向かって盛り上がりをみせている。
ヨドバシカメラマルチメディア博多(福岡市博多区)は、おしゃれなデザインのキッチン家電コーナーでプレゼント需要に応える。
「レコルト」「ブルーノ」「バルミューダ」などインテリアにマッチするブランドをそろえ、ホットプレートやエアフライヤーが人気だ。
クリスマス需要はAV関連商品も期待できるという。プロジェクター、BDレコーダー、シアターバーなど周辺機器が贈り物に選ばれやすい。若年層ではネットコンテンツをプロジェクターで楽しむ人も増え、照明一体型の「ポップインアラジン」が注目されている。
(6日付電波新聞、電波新聞デジタルで詳報します)