2023.01.17 ヤマダHDが家電リサイクル強化 産廃処理業者買収で最終処分場保有
家電リサイクル事業を強化している(写真は昨年5月に稼働したリユース新工場の洗濯機工程)
ヤマダホールディングス(HD)は17日、産業廃棄物の最終処分まで行うあいづダストセンター(福島県会津若松市)を買収すると発表した。
子会社で環境関連事業を行うヤマダ環境資源開発ホールディングス(HD)があいづダストセンターと株式譲渡契約を昨年12月23日に締結した。2月1日に株式譲渡を実行する。
ヤマダHDは、家電の販売から店舗での回収にとどまらず、回収した家電をリユース工場で再生。再生品をアウトレット店で販売しているほか、グループ会社の東金属(群馬県太田市)で使用済み小型家電の再資源化も行っている。
あいづダストセンターは、既存取引先に加え、ヤマダHD経由での中間処理や最終処分の業務が増えることになる。ヤマダHDは、2025年度で年間30万台にリユース製品の処理能力を高める計画など、資源循環ビジネスのさらなる拡大を目指しており、今後、現行の最終処分場だけではキャパシティが不足する可能性もある。そのため、あいづダストセンターで新たな最終処分場の建設も検討している。
(18日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)