2023.01.25 【ネプコンジャパン/オートモーティブワールド特集】スマート工場EXPO 東芝情報システム

風向風速IoTセンサー「anemolink-2D」

風向風速IoTセンサーを出展

 東芝情報システムは「第7回スマート工場EXPO」に、風向風速IoTセンサー「anemolink(アネモリンク)-2D」を出展。製造ラインや空調管理の場において手軽で簡単に風向風速を計測できるIoTセンサーを、デモを交えて紹介する。

 anemolinkは、エレクトロニクスとAI(人工知能)技術を融合させたIoTセンサーで、その場に置くだけで、簡単に風向風速の見える化やデータ化が可能。昨年4月、販売を開始した。

 現在は、半導体のクリーンルームや自動車の塗装ライン、印刷工場など、エアフローを管理することで、高い品質が求められる製造現場などが需要の中心だ。風と一緒に二酸化炭素(CO₂)濃度も計測もできるため、オフィスをはじめ学校、大人数が集まる商業施設などでも、環境改善への効果が期待されている。

 anemolink-2Dは、「風向風速を可視化」「軽量・コンパクト」「データ取得可能」の三つの特徴を持つ。LEDの点灯位置で風向が、明るさで風速が分かるほか、縦横自由自在に設置できるので縦方向の風向きも計測可能。オプションでCO₂濃度も計測できる。

 本体は重さ約155グラム、外径9センチメートル以下と軽量でコンパクト。USB給電で動作するので、モバイルバッテリーを使えば電源のない所でも設置することができる。

 パソコンにUSBで接続すれば、グラフでの観測やデータの取得が可能。また、市販のM5Stack Core2をパソコンに接続することで、Bluetooth通信により、離れた場所からの観測を実現する。

 同展ではほかにも、ディスコンLSI再生サービス、アナログICターンキーサービス、省電力無線メッシュネットワーク、光学検査技術などをそろえて訴求していく。