2023.01.24 兵庫県とスカイドライブが空飛ぶクルマで連携協定
福澤CEO(右)と齋藤知事
空飛ぶクルマを開発するSkyDrive(スカイドライブ、愛知県豊田市)と兵庫県は24日、空飛ぶクルマの実現に向けた連携協定を締結した。当日は神戸市中央区の起業プラザひょうごで同社の福澤知浩CEOと齋藤元彦知事が締結式に出席。ポートの開設など実現に向けた支援策も発表した。
協定に基づく取り組みは、空飛ぶクルマの機体および事業開発に資する実証に関することや社会実装に向けた環境整備、社会受容性の向上など5項目。
県では協定に合わせて、社会受容性の向上やポート整備支援、事業開発支援の三つの支援策を公表。次世代空モビリティ会議(仮称)の運営やポート候補地選定などの支援に初年度は5000万円の予算を計上する。
齋藤知事は「ポートは三つ程度を選定しているが、一つはフェニックス埠頭に置きたい。ここでは実証などもできる場としたい」と語る。福澤CEOは「県には瀬戸内エリアがあり、離島、気候が温暖など空飛ぶクルマの条件がそろっている。六甲山やポートアイランドなどの遊覧から始め移動距離なども伸ばし、県に空飛ぶクルマを根付かせたい」と語った。
(1月30日付の電波新聞モビリティ面/電波新聞デジタルで詳報します)