2023.01.31 【エンターテインメント総合特集】KEMCOの新作ゾンビRPGソフト「ゾンビ・オブ・ザ・ドット」

「ゾンビ・オブ・ザ・ドット」Ⓒ2022-2023 KEMCO/Hit-Point/JiroIshii

ドット絵で構成ドット絵で構成

戦闘シーン戦闘シーン

〝誰もが遊べるゾンビゲーム〟

じっくりゆっくり体験 スマホ向け2月発売

 KEMCOは2月、新作ゾンビRPGソフト「ゾンビ・オブ・ザ・ドット」をスマートフォン向けにリリースする。家庭用ゲーム機向けの移植も予定。「難しいのは苦手だけれどゾンビゲームで遊んでみたい」というニーズに応え、〝誰もが遊べるゾンビゲーム〟を目指した。

「ちょっぴりホラー」楽しめる

 同作はドット絵で構成されていることが特徴だ。猟奇的な表現はないものの、効果的な演出や展開で「ちょっぴりホラー」を楽しめる。群れとなって迫ってくるゾンビたちを切り抜ける展開に、手に汗を握る場面も。

 バトルでは「奥行き」の概念のあるコマンドバトルを展開する。画面いっぱいに動き回るゾンビにぶつかってしまうと、戦闘に突入。

 ターンのたびに接近するゾンビは強敵だ。ゾンビが遠くにいるうちに倒す必要があるが、銃弾には限りがある。残りの弾数に気を配りつつ、おのなど近距離用の武器もうまく使う必要がある。できるだけ多くの物資を確保することも、生き残るために重要となる。

 ゾンビ映画やドラマのようなストーリーも見どころだ。出張中に交通事故に遭い、モンローヒル市の病院で目覚めた警察官のベン。

 しかし、院内には人の気配が全くないどころか、得体の知れないうめき声にあふれ荒廃していた。なんとか街に出たベンを待ち受けていたのは、ゾンビ化し襲いかかってくる大量の人々。

 事態を把握すべく、大都市・フィロスアデルフォスの警察署に戻ろうとするベンは、襲い来るゾンビたちから逃れる中、医療従事者のバーバラと出会う。

 どこで何が起こっているのか、政府は信用できるのか、生存者は残っているのか…。

 分からないことだらけの中、フィロスアデルフォスに向かったベンたちを待ち受けるものとは一体--。

企画と原案、監修イシイジロウ氏

 企画と原案、監修には「428 ~封鎖された渋谷で~」などの作品を手掛けたイシイジロウ氏を迎え、人間の情愛や身勝手さ、疑心などを描き、揺れ動くドラマを展開。ゾンビ作品ならではのシーンやシチュエーションが繰り広げられる。

 イシイ氏は「『ゾンビ映画は好きなのにゾンビゲームは難しくて』『あ、僕もそうなんです』。そんな会話から開発が始まった〝ゾンビ・オブ・ザ・ドット〟。じっくりゆっくりゾンビ映画の世界をゲーム体験してください。1970年代のアメリカ映画ファンに刺さるサービスもたくさん用意しています」とコメントしている。