2023.01.31 【エンターテインメント総合特集】音楽ソフト、3年ぶり2000億円超 日本レコード協会、賀詞交歓会も開く

村松 会長

3年ぶりに開催された新年賀詞交歓会3年ぶりに開催された新年賀詞交歓会

 日本レコード協会は26日、2022年の年間レコード生産実績を発表した。音楽ソフト(オーディオレコード・音楽ビデオの合計)生産実績は、数量で前年比97%の1億4653万枚・巻、金額で同104%の2023億円。3年ぶりに2000億円超えとなった。

 オーディオレコードでは、アナログディスクが99年以来の200万枚超えとなる213万3000枚、43億3600万円を記録した。40億円超は89年以来。

 音楽ビデオはブルーレイディスクが07年に集計対象となって以降、初めて2000万枚、400億円を超えた。

 5日には、東京都千代田区のホテルニューオータニで新年賀詞交歓会が3年ぶりに開催された。コロナ禍の影響で、同協会の賀詞交歓会は、例年より規模を縮小。関係官庁をはじめ団体、販売流通業界など各方面から約500人が参加した。

 村松俊亮会長は「4月30日で80周年を迎える今年、3年ぶりに開催できてうれしい。コロナ禍で業界全体が落ち込んだが、デジタルとの両立を進めながらプラスを目指して活動していきたい」と力を込めた。

 来賓を代表して、都倉俊一文化庁長官は「音楽を世界中に発信できる時代になった。グローバルなくして発展はない。一丸となって頑張りましょう」と呼び掛けた。会は甘利明自由民主党音楽文化振興議員懇談会会長による乾杯の発声で、歓談の場がもたれた。