急速冷凍機能を新搭載

　東芝ライフスタイルは、急速冷凍機能を新たに備えた新型冷蔵庫「VEGETA（ベジータ）」FZSシリーズ3機種を3月中旬に投入する。

　最上位機となるFZSシリーズには、庫内容量507リットルと550リットル、600リットルをラインアップ。新搭載した急速冷凍機能「おいしさ密封 急冷凍」を、冷凍室の上段スライドケースに備える。細胞が壊れやすい温度帯を、通常冷凍の約7倍のスピード（約19分）で通過する。最も冷却効率の良い場所に急速冷凍コーナーを設置するため、上段冷凍室の内部を2段構造に改良するとともに、風量や立ち上がりスピードも向上させた。

　上段スライドケース底面に対流冷却口を設けて熱対流を起こし、アルミトレーを急冷却。上下から冷却する仕組みだ。

　また、上段スライドケースは「お知らせ冷却」機能により、一定時間の急冷凍運転が終了すると音声で通知。アプリと連携して1分単位（1～60分）で好みの時間を設定できる。

　下段ケースには「おいしさ持続　上質冷凍」を搭載した。冷気が食品に直接当たらないようにし、上段スライドケースのアルミトレーの輻射（ふくしゃ）冷却効果で温度変化を抑制。霜つきを従来機種に比べて約4分の1に削減した。

　チルドルームと野菜室に搭載していた紫外線LED2灯による「W-UV除菌」を、冷蔵室天井にも設置。さまざまなにおい分子に対応した「Ag＋マルチバイオ脱臭」も搭載し、冷蔵室の清潔性を高めている。

　音声とメロディーで冷蔵庫の状態をアナウンスする「音声アナウンススピーカー」には日々の生活をサポートする機能を加えた。機能設定時の使い方やお手入れ機能の手順のアナウンスや、アプリに接続している洗濯機やオーブンレンジの運転終了などを通知してくれる。