2023.02.07 明電舎、4~12月連結は26億円赤字

 明電舎の2023年3月期第3四半期(22年4~12月)連結決算は、電力インフラ事業がけん引して増収ながら、エネルギーコストの上昇、各種部材の高騰や不足、為替の大幅な変動などの影響を受け、最終利益は約26億円の赤字を計上した。

 電力インフラ事業は海外を主体とする変電事業が米国やシンガポールにおける販売が伸びた。社会システム事業は部材の長納期化に伴う出荷の遅れや、工事進捗(しんちょく)の遅延などの影響で減収。産業電子モビリティ事業は、半導体市場向けの製品を主体とする電子機器事業やEV事業の売り上げが拡大した。フィールドエンジニアリング事業も各種部材の長納期化の影響を受けた。