2023.02.07 EVモーターズの大型バス、伊予鉄に納入 国産としては国内初の運行

松山市内を走るEVバス(提供=EVモーターズ・ジャパン)

出発式のテープカット出発式のテープカット

 【松山】商用電気自動車(EV)の開発を行うEVモーターズ・ジャパン(北九州市若松区)はこのほど、伊予鉄バス(松山市)にEV型バス1台を納入した。

 国内企業が手掛けたEV大型バスとしては国内初の導入といい、1月26日から川内線の松山市駅~川内・さくらの湯(愛媛県東温市)間の18.キロメートルを1日3.5回運行している。

 今回納入したEVバスは、全長10.5メートル、航続距離は280キロメートルで、CO₂削減量は23トン。災害時には一般家庭約21軒分に電力を供給できる。

 1月25日には出発式が行われ、愛媛県の 中村時広知事らがEVバスに試乗。松山市の野志克仁市長は「EVバスが市民に親しまれる存在になることを期待したい」とあいさつした。

 両社は販売とメンテナンスで相互に協力体制を構築していて、昨年6月にはEVバスの普及促進を目的に業務提携している。

 伊予鉄は今後も、EVバスを追加導入する予定だ。

 (後日、電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)