2023.02.08 【コネクター総合特集】七星科学研究所 産業用丸型コネクター主力に拡充

 七星科学研究所は、産業用丸型コネクターを主力とするコネクターメーカー。顧客第一の製品作りをモットーに、電源用から信号用多極・高圧大電流など多彩な製品を展開。ケーブルハーネスにも注力し、あらゆるタイプのケーブルアセンブリーに対応、ユーザーから高い評価を得ている。

 屋外用イーサネットコネクターのラインアップ拡充として、「ENJW/ENRW-28レセプタクルIDC結線」を開発した。110ブロック用パンチダウン工具を使用したIDC結線に対応し、ユーザーの使い勝手向上に貢献。直結線ができるジャックを搭載。盤内スペースが少ない環境下でも使用可能。屋外防犯カメラなどに使用できる。防水性は結合時IP-67相当。2023年春ごろの販売開始を予定。

 高電圧コネクターは新たに6・6kV仕様高電圧コネクターの1極タイプ「NHVC-321シリーズ」を開発した。使用電流20Aの小型単芯タイプ。高電圧試験機、検査機器、静電除去装置などでの使用が可能。絶縁用ゴムキャップを付属。23年春ごろの販売開始を予定。

 USB2.0防水コネクター「UNJWシリーズ」は、既存の「Aタイプ メス」に加え、「UNJWシリーズ タイプBレセプタクル」を開発。USB2.0ハイスピードモード(転送速度480メガbps)に対応。23年内の販売開始を予定。

 耐圧防爆コネクター「EPCシリーズ」は、23年には同シリーズのケーブルグランドも販売開始する。

 22年には、金属加工会社と金型製作会社をグループ内に取り込んだ。今後は熱硬化性樹脂成形機増設を予定するほか、組み立て効率向上のための自動機導入も検討する。